ある自然療法セラピストの独り言

結musubiの店主が実体験をもとにご提案する体と心と魂のための健康のアレコレ。

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トータルケアサロン結ができるまで その4

ひたむきに和菓子屋で働いてから2年たったころ、

父が十二指腸&胃潰瘍で胃に穴が開き入院。

自分自身もなんでこんな思いまでしてここで仕事してるんだろうって

思うような出来事が続き、

家の手伝い(父一人でやっている兼業農家のため、農作業)をするため

会社を退職。

 

しばらくは農作業しながら、漠然と整体の学校に行ってみたいと思ってました。

半年またずに父も体調が戻ったこともあり、

整体の学校へ1年通うことに。

そこで東洋医学という考え方や経絡、ツボについても学びました。

肉体的な歪みに、内臓や経絡の問題が関わっているという事も知りました。

ただ歪みを元に戻すだけじゃない、難しさも知りました。

 

結局、卒業後、整体やリラクゼーションサロンで就職活動しましたが

やはり、己の未熟さと技術に対する自信のなさから採用頂いたのも辞退し

再び飲食業の世界へ戻りました。

 

肌がとても弱く、肌に合うシャンプーがずっと見つけられなかったことから

一生このままなんだろうかと思っていたときに

たまたま図書館で「お風呂の愉しみ」という本を見つけました。

手作り石鹸バイブル的本です。

今でこそ手作り石鹸は健康を気にする方の中では作る方も増えていて

たくさんの手作りソーパーさんたちがいますが、

著書の前田京子さんは手作り石鹸の先駆け的な存在の方です。

 

その本には、手作り石鹸は肌に優しく、肌が弱い方にとてもよく

顔、体だけでなくシャンプーもできると書いてありました。

石けんシャンプーなんて当時の私には目からうろこ!

それから前田京子さんの「オリーブ石けん、マルセイユ石けんを作る」

石鹸作りの実践テキストを手に入れて、

いざ、初めての手作り石鹸の世界へ!

 

最初は苛性ソーダの取り扱いにドキドキしながら

トレースがいつ出るのかと1日がかりでヤキモキしながら

なんとか型入れまで持っていき、そこから1ヶ月の熟成期間を経て

初めての手作り石鹸ができがった時の嬉しさと言ったら。

 

解禁日にその石けんをお風呂に持ち込み、

使ってみたら、その肌への使用感の良さと言ったら!!

髪の毛はシャンプーから石鹸へ切り替えるには

移行期間みたいなものがかかるかもと書かれていましたので

それにしたがって実行し、最終的には美容師さんにも

良い髪だと褒められるまでになりました(●^o^●)

 

シャンプージプシーをし続けて20年。

ようやく見つけた自分に合うシャンプーですから

手作り石鹸の世界にのめり込まないはずがありません。

 

より使い心地がよくて、より髪質が良くなる石鹸を求めて

試行錯誤の日々が続きました。

石けんノートなるものを作り、配合と使用感を研究しました。

レシピ本もたくさん読みあさりました。

その中で、エッセンシャルオイルと出会いました。

香りづけや薬効効果があるので、石鹸に加えるといいと。

 

そこから今度はアロマの世界へ導かれるように入っていきました。

香りには人工のものと天然のものとあり、全然違うという事。

本を買ってみたものの今一つ理解しきれず

アロマテラピーの単発講座に参加するようになりました。

で出会ったのはこれはちゃんと学んだ方が良い!ということで

仕事しながらアロマテラピーの学校へ通い始めたのです。

それが20代半ば過ぎの話です。