ある自然療法セラピストの独り言

結musubiの店主が実体験をもとにご提案する体と心と魂のための健康のアレコレ。

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花粉症のお話 花粉症は文明病。

今年は飛散量も例年より多く
症状に悩まされている方も多いと聞きます。
テレビで花粉が飛ぶシーンを見て
ぞっとされる方も多いでしょう。

実はあのシーンで流れるような
黄色い粉の花粉が飛んでもそれが全部アレルギー
物質になるわけではないのです。

 

花粉のままであればアレルギーになりにくいのですが、
体がアレルギー反応を起こす花粉の中に含まれるタンパク質が
花粉から飛び出るとそれがアレルギーを引き起こす抗原になります。
その大きさはPM2.5よりも小さいPM1.0です!

 

花粉が飛散しても中のタンパク質が飛び出すのは2割ほど。
ですが空気中の大気汚染物質などの化学物質に出会うと
8割近くの花粉が中のタンパク質を放出します。

詳しくはこちら。
https://www.mirai-kougaku.jp/eco/pages/150727.php

 

同じ量の花粉が飛散している地域でも
交通量が多い場所ほど花粉症患者が多いという統計もあります。

そして年間を通して1番大気汚染濃度が高いのが12月です。
知られていませんが環境省が大気汚染防止月間にしています。
それともう一つ。
大陸からのPM2.5飛散量が多いのが冬から春先です。
花粉症症状をが出始めるのは早い人は1月です。

 

ということは

花粉症を増やす原因の1つは大気汚染です。

 

杉の植林によって杉が増えたから花粉症が増えたんだという説があります。
日本で初めて花粉症患者と認定されたのは1963年。
そこから1980年代にかけて戦後、杉の人工林が増えたことで
大幅に患者数が増えたと言われています。
しかし植林自体は実は日本では400年も前から行われています。
戦後の植林だけではないのです。
ですから、その時期から花粉症が増えたとされるのは違うのではないかと思います。

その時期は高度経済成長期で公害などが増え多かった時期と重なります。
そう考えると悪いのは花粉ではなく人工の化学物質といえるでしょう。

以上の事から、花粉症が文明病だと言われる所以がわかるかと思います。
実際、発展途上国といわれる国ではこのような花粉症はないと言われています。