自己矛盾が悩みと病気のモト
心は進もうとする力と現状を維持したい力と相反するものがあります。
つまり、進もうとする気持ちと変わりたくない気持ち。
例えるならアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態。
悩みが深いほど、両足でがっつり両方を踏んでいるので
エンジンをふかしているのと同じ状態になります。
そのためエンジンに負荷がかかると、熱が上がり
オーバーヒートになったり、ガソリンも無駄に消費されていきます。
1センチも進まないのにエネルギーは消費してしまうので
疲れてしまうのです。
この心の葛藤が強いことを”悩んでいる”
もしくは”病気”といいます。
心の葛藤を解決するのに
ブレーキがかかったままアクセルをより踏み込んだり、
あるいはアクセル全開のままブレーキをぱっと離してしまうと
負担がすごいことになったり、暴走したりします。
その為には真の問題に気付く必要があります。
単に現実の悩みは表面的なものであって
実はその奥に本当の問題があるので、そこに手を付けない限り
何をやってもエンストしてしまうか、
燃え尽き症候群になりやすいのです。
心の問題は潜在意識にしまわれています。
なので意識できないため、いくら頭で考えても無駄なのです。
そして真の問題を解決するには感情に目を向けて掘り下げ、
解決策を考え、行動して落とし込む必要があるのです。
自分はどうありたいのか?
自分のありたい姿を邪魔している感情はどんな感情なのか?
それはどこから来たのか?
そこに目を向けて、その感情を解放し昇華させることが
一番早い方法なのです。